おさむるばすのblog

ここでは自己紹介を書いています。ファッションやアニメついても

達観すること

突然ですが僕はアニメがそこそこ好きです。その中でも「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」はけっこう好きです。先日三期の放送始まりましたね。

この作品はタイトルこそラノベでありがちな学園ラブコメっぽいですが中身はそうでもありません。登場人物たちがめんどくさいです。詳しいことは調べていただくとわかりますが、特に主人公の比企谷八幡がいわゆる「高2病」です。斜に構えひねくれていて、すべてを達観したような主人公です。その八幡の心理が巧みに描写されています。この作品かなり人気で、原作ラノベの発行部数は1000万部を超えているらしいです。世の中には八幡に親近感を覚える人間が割といるんですね。この作品が好きな人は深夜ラジオとかも割と好きな人でしょう。

この作品はもちろん素晴らしいんですが、厄介なのはこの作品をみるとなんだか「すべてが分かった」ような気持ちになることです。「八幡その気持ちマジでわかる~。やっぱ世の中バカなやつばっかだよなあ」みたいな気持ちになります。別に賢いわけでもないのに。「自分は俯瞰ができていて、そこから見えた正しい普遍的な答えを持っている」と思っている人間の完成です。ぼくもそんな気質があります。それももしかしたら正しいのかもしれないけど、それでもやっぱり僕は物事をまっすぐに見たいです。これまで僕はまっすぐな人を冷笑してきました。人の発言の裏を深読みしたり、人とは違う意見を逆張りしたりしてきました。

この前テレビをつけるとお笑いコンビのオードリーが特集されていました。その番組の中で若林さんが「自分はこれまで常に物事を斜めに見てきた。でも父の死をきっかけにまっすぐな目で見てみると素敵な世界が広がっていた」とおっしゃっていました。ぼくもいつかそんな世界が見てみたいです。